8/7は最近知り合った方二人を筑波山に案内しました。自身はTmaxでオフ車2台とK139や西光院、K218の石岡側を案内しました。150kmくらいのチョイノリです。結構愉しんでいただけたようで、よかった。
  関東も猛暑で8月はまともに走れない程なので、お盆休みは、在庫の新しい家族を仕上げていました。-3台仕上げました…今回のDT50あと2台は…凄いですよっ…乞うご期待(笑)
 DT50をお盆休みに再生ですが、この機関はよい子で簡単なメンテナンスで甦りました。ブロ友さんもTS90やCL90とか起こしているのでちょっと触発されちゃいました(笑)。しかし、林道の誘いに我慢できない最近の自身です、この軽量な車体は探索(アタック)に最適なはずっ。 
 8.14の7:00、DT50に火を入れます。K41から林道東山花の入線で花の入公園。DSCN2374
ここから林道(舗装です…)を進んで、「大曾根」地区に見つけた池。(グーグルマップで探索)ストリートビューでは見られない(これが好き(笑))ので国土地理院地図(WEB)で道を確認して探索しましたっ。DSCN2375
DT50を置き去りにしようかとも思うほどの険悪な道を何とか踏破して(嘘…(笑))辿りつくと普通の野池または灌漑用の池。しかし誰も訪れなさそうな気配。これは歴史とか調べたりすると面白そう。釣りとかしたりしたら穴場だったりしてとか妄想は膨らみます。
 期待していた、ここから加波山の峰に向かう道は見つからなかったです。もう一度、舗装林道に戻って調べておいたアプローチより入道💛。なんか愉しぃ。
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クレバスです…。どうする…私。(大したことない(笑))でも今日の相棒はヤマハの誇るスーパーライトウェイト・オフローダー-DT50を信じて突き進むぞっ(笑)。DSCN2378
ブリブリッと超えていきます。
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あれっ。通行止め…(´;ω;`)。目的の20%程度の距離であえなく敗退でした…。

 でも今日の本当の目的は、次の計画。加波山にK41からアタックする。どこまで単車が行けるのか探索したかったのです。
 事前調査で茨城県桜川市真壁町長岡475−2付近の交差点からアプローチする計画。としていました。
ここは「加波山神社入口」のサインもあって期待できると予測。進むと路傍には加波山神社の里宮のような施設もあります。そのあたりはとりたてるものはないアスファルト舗装ですがさらに進むと「コンクリート舗装(大好きっ♡)」となりました。その先の宗教団体?の「廃?施設」の前には駐車場のようなスペース。ここには、ハイエースが駐車してホンダの250cc位かと思われるオフロードマシンを準備している方がいました。軽く会釈してさらに登りました。
 登るにつれて勾配がきつくなってきます。4速にシフトダウン。ストールしそうなので3速。さらに2速。おぉぉこれはっっ愉しいぃぃっっ。3速で登れない坂ぁぁ。やってくれるぅっ。でもさらに続く急勾配。
「おいおい2速でも無理かっ」1速にシフトダウン。うなるエンジン「やるなぁ加波山」スロットル全開だぁっ。
 
 と、ここでちょっと塩梅が良くないことに…。

 スロットルを空けても回転が上がらない=(速度が低下して止まりそうになる)一瞬パニックになります。

ーローギアで登れない勾配?嘘だろ・・・こんなこと経験していないよぅっっ。ー

 「これは仕切り直しだっ」クラッチを切りブレーキをかけました。そうしたらっ・・・。
 なんてことだぁっ坂下に向かって車輪がロックしたままずり落ちるDT50。

ー信じられないっそれほどまでの急坂なのかっー

 ぐぬぅ。足を踏ん張ります。コンクリート舗装に安心していましたが、前日に降った雨がウェットになっていたとが悪い方向に…。

ーグリップしないよぉっっ(靴が)ー

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こうなりました。
 
いちおう、言い訳しますが、靴は「高所用安全靴」です。「とび職」という、建設現場でも高所の狭隘な足場上の作業に特化したしなやかでソールはグリップのよいもので単車に乗るときも、神社探索でも-本職の-土木作業でも信頼して愛用しているものです。(それが斜面に負けた) 写真の通り、決して無理な上り坂には見えません。

 これはまずい状況です。
 「谷側に」「右に」倒れています。一つだけ良い点は、「右に」倒れているので、DT50はすぐにコックをオフにできたことです。反対では、「急いで起こしてコックをオフ」にしないとガソリンがオーバフローするからです。
 まずはDT50を引き起こします。急傾斜なので
シート面が脇の下くらいになってしまいます。またがることも、左手でスタンドを出すこともできません。-谷側-なので…。
 なんとか「山側」に移動しようとDT50を支えつつ後方より回り込もうとしたのですが不安定な急傾斜面では無理でした。後方に位置した時点で故意に「山側」に倒しました。

 -今想うと、「右側」に倒れているのですから、ギアを入れてから起こせば安定したのかもしれません。工具も積んでいますからブレーキロック状態を作るのも容易です。そんなことが思いつかないのは結構「動揺」していたのでしょう。右からの引き起こしはギアを入れてからが原則ですが、私が右からの引き起こしや押引きに自信があった(職業として単車を弄っていたことがあるから)奢りからも…反省-

 「山側」から起こすとDT50のシートはひざ上くらいでした。またがり、少し下の傾斜の緩やかな場所まで滑空。電子タバコで一服しました。
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 この採石場のための道路と想われるのですが、勾配が急すぎです。(最も採石場のアプローチより上側に敗退した坂はあります)
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どうでしょうか、撤退して写真を撮ってみましたがなんてことないちょっと急な舗装道と想えませんか? リベンジ決定です(笑)
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DT50意外にブレーキとクラッチレヴァーの玉が折れただけです。
 やるなぁDT50!。アタック1号機確定です。(でも…フルレストアしてあげたい気もします・・・。)
この廃?宗教団体前の駐車場?に戻りここではまだハイエースをデポしたホンダ氏がいたのでお声掛けしました。
「こんにちはー。この上行ったんですがこけちゃいました」
 「へぇー、上にはいかないからなぁ。昔にトラ(イアル)車で行ったことあるけど」(-トラ車…無理なはずですね-)
「どのあたり走るんですかぁ」
 「あぁ、この先から上に。」

ピンときました。この人は「K218」を辿るんだと!!

-机上調査でここから「K218」に接続する道があることを予測していました。少し興奮気味になりましたが、平静を保って-
 
 「この先、これ(DT50)でも行けそうですか?」

 -この方-かなりの手練れかも…。(あのぅそのマシン、ナンバープレートないですよねぇ-公道「K218」走るの?)私のDT50と装備を観察して(いるような…)そして答えはっ!-

  「ガれているけど、下るのなら行けるんじゃん。浮いている岩とかあるけど「
押せば」いい。
 なかなか…素敵なアドバイスですね…。
 
 でもK218にこんなイレギュラーなアプローチができるなんて素敵です。地図上は全く標記なしのダートを辿っていると、先達にあっけなく抜かれます。鮮やかっ。

 まあ、今日はDT50です。うちの実働個体維持ラインナップ「XT250T」や「DT200R」で次回は対峙しましょう、なんて想いつつ。

 DT50はK218合流っ。
DSCN2384
えっ…道…ですよね…。-ここが県道218号線である-
 降りて徒歩で確認。
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 無理。ムリっ。
 先達っアドバイス通りです。ありがとうございます。
「浮いている石とか」はいはいたくさんありますね。
 「押していけば」はいはい押していけば行けそうですが今日はそこまではしたくないです…。

  撤退。

  戻りました。

  雄庵ベースは埼玉県幸手市です。そこから50km程度快適な関東平野の道路を辿れば筑波山~加波山の魔境となるなんて。再調査必須ですっ。愉しすぎるぅ。

  今年の秋は「快適ロード」はちょっと休憩して「険ロード」で行きますっ(笑)。路線変更いかがですかぁ。